2008年09月25日

加害者の味方、東京海上日動。不払いはどうにも止らない?!

3年前に100:0の過失割合で交通事故に遭った知人がいる。
30代半ばの女性。雨の降る薄暗い郊外の道を取材地に向って車を走らせていた。
彼女の乗っていたのは軽自動車。
裏道のため、アスファルトのわだちにタイヤを取られないよう、
制限速度よりやや遅めの時速50kmくらいでの走行だった。
ずっと遠くまで見通せる両側を牧草地にまっすぐに伸びる直線道路。
1台の普通乗用車が対向車線を走って来ているのが見えていた。
あと少しですれ違うかも…そんな時、対向車は突然向きを変え、
センターラインをオーバーして彼女の車に向って来た。逃げる間もない。
対向車線に逃げるわけにいかず、彼女は自ら牧草地に飛び込もうとハンドルを左に切った。
フロントガラスに大きく乗用車が見え、彼女は目をそらすように助手席側に首を向けた。
「ああ、もう死ぬんだ」そう思ったという。

大きな衝撃の後に、大きな痛みが彼女を襲った。
「生きてる…」目を開けると、眼鏡はどこかへ飛び散り、
フロントガラスは粉々。開いたエアバッグの薬品の匂いがした。
「ここはどこ…」周囲を見回すと、衝突した対向車は土手のふちに停止している。
彼女の車は土手の下の牧草地でひしゃげている。
土手の上では、対向車の運転手と思われる男性が大きく手を振っていた。
「だ~いじょ~ぶかぁ~」

胸を強打した彼女に声が出るはずがない。
男性は彼女に近寄って手を貸す気配もない。
『救急車、到着までどのくらいかかるんだろう…』
彼女は何とか連絡を取る方法をと外の男性に目を向けた。
すると、男性のウエストにぶら下がっている携帯電話に目が止った。
めちゃくちゃに物が散乱し、計器類が壊れたガラクタの中で、彼女は自分の携帯電話を探した。
あった!これだ!
助けようともしない男性、元気で手を振っている男性。
このまま自分が気を失えば、もしかしたら逃げられるかも知れない。
迷わず、110番通報した。次に119番に。

折り返し110番から電話があり、車が引火する恐れがあるため、脱出するよう指示される。
ひしゃげた車のドアはどんなに彼女が叩いても、開くことは無かった。
彼女は運転席側のガラスの全く無くなった窓からの脱出を試みた。
まず、免許証などの貴重品の入ったバッグを外へ投げ出し、
窓のふちに手をかけて、するりと下半身を抜いた。
新品のジーンズの膝が破れて出血していた。
這うようにして、車外へ出ると彼女は土手の上へさらに這い上がった。
いつ気を失うか解らない、救急車に発見される場所へ…
そして、彼女は路肩の水溜りの中に身体を横たえた。
いつしか何台かの車が止って人だかりができていた。

ある人は濡れるからと、自分の車の後部座席で横になるよう勧めてくれた。
けれども、頭を強く打った彼女は、できるだけ動かないほうがいいと判断し、そのままに。
誰かがブルーシートを敷いてくれ、また別の誰かがかさをさしかけてくれた。
警察が到着してさらに20分後、救急車が到着すると、
突然、対向車の男性は「痛い、痛い」を連発し、自ら救急車に乗り込んだ。
彼女は担架に乗せられ、頭を固定されて救急車に運ばれた。

後日、偶然にも彼女と男性は同じく東京海上日動の保険に加入していることを知る。
加害者からは「死んだと思ったから救急車を呼ばなかった」と謝罪の言葉はない。
加害者の代理店の人は「この人は教育長だった人だよ。いい人にぶつかったね」と言われた。
同行して見舞いにやってきた際には代理店の人と加害者が口を合わせて
「無制限ですから。じゃんじゃん使ってください」と言った。
けれども、その言葉は実行されていない。

あの事故から3年…。彼女は膝に障害を残し、職を失った、当然収入も激減した。
加害者の男性は天下り先で今までと変わらぬ生活をしている。
同じ保険会社内の事故であるが、加害者側の保険を使うため、
加害者には保険会社の事故処理係が代理人を務めてくれている。
すべて代理人まかせだ。彼女は、全て自分でやるしかない。
事故処理が面倒になった東京海上日動は顧問弁護士に交渉を任せた。
加害者は一銭も払うことなく、自分の弁護人を手に入れたのだ。
彼女は自ら闘うか、お金を払って弁護士を雇うしかない。

東京海上日動のお客様センターに「会社としての姿勢」を訊ねると、
「弁護士案件なので、一切お答えできません」の一点張りだった。
これが日本一の不払い件数を誇る会社の体質なのだ。




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Posted by RBJ at 18:11 │ひとりごと